■感染防止
患者さんの感染防止のために、次のような滅菌方法を採用しています。
1)超音波洗浄器(消毒薬入り)
・熱処理できないゴム、プラスチックの洗浄、消毒
・血液や組織の付着した器具を洗浄、消毒し熱処理できる器具は更にケミクレーブヘ
2)ケミクレーブ
(アルコール溶液を用いた滅菌装置であり高圧蒸気滅菌法によって全ての細菌を死滅させる事ができる)
当院では、ケミグレーブを2台設置し滅菌が間に合わないという事はありません。
手術器具は、滅菌パックを使用。
132℃30分 基本セット、手術器具などの金属類
132℃60分 金属キャストに入れた器具、
ガーゼ、綿、布
3)薬液消毒
(用途によって、薬液の特性がいかされる選択をしています。)
・消毒用エタノール ・消毒用アルコール ・アルトップ薬用ソープ(イルガサンDP300配合)
・CI消毒液(塩化ベンゼトニウム+イルガサンDP300配合)
・トレークリーナー(イルガサンDP300配合)
・ピューラックス(次亜塩素酸ナトリウム)
・オキシドール ・ヒビテン(グルコン酸クロルヘキシジン) ・デンタル除菌スプレー
4)強酸性水、強アルカリ水生成器
(水道水を電気分解し機能水を生成)
強酸性水→優れた殺菌力と安全性
・ユニット周辺の拭掃
・口腔内消毒や口の周りの皮膚の消毒
強アルカリ水 → 酸化防止作用、血液体液の分解、脂肪やタンパク質の溶解に効果を発揮
・器具、用具に付着した血液分解、洗浄
5)乾熱滅菌器
(特殊ガラスビーズを使用し槽内は180度〜200度)
根管治療のブローチ綿栓の滅菌など。
6)紫外線滅菌収納庫
(紫外線殺菌灯使用)
・ケミクレーブ終了後、殺菌灯付き収納庫に保管
・患者さんの使用するスリッパもこれを採用
7)ディスポーザブル
(使い捨て)
注射針、注射液カートリッジ、メス、カップ、トレー、エプロン、ペーパータオル
8)オイルライザー
(高温オイル殺菌装置)
当医院では、各ユニットに1台づつ設置し、タービン(切削器具)の殺菌に使用。
オイルライザーをかけている間でも、次の患者さんに殺菌したタービンがすぐ使用できる様に、タービンの本数を準備してあります。